育児ポータル ムーンベビー | 助産師・医師・企業も参加。役立つ子育て支援サイト。

ムーンインフォ

HOME > ムーンインフォ > ムーンの相談室

妊娠中のむねやけ・悪心・嘔吐(妊娠初期のつわりを除く)

1.妊婦のむねやけ

妊娠中のむねやけは何故起こるの?

妊娠8~9ヶ月、子宮が大きくなることで起こります。プロゲステロンというホルモンが増加し、胃噴門括約筋がゆるみ、胃・腸の機能が低下してきます。そこに、大きくなった子宮が胃を圧迫し、胃液や胃の内容物が食道へ逆流するためにおこります。

妊婦のむねやけの対処としては?

一度にたくさん食べたり、油っこいもの・消化の悪いものは、症状が悪化します。食事の一回量を減らし、少しずつゆっくり食べます。あっさりした味付けにし、消化のよいものを食べるとようでしょう。

 

2.重症のつわり(妊娠悪阻)

つわりは、妊娠4~7週頃からはじまり、19週頃までには終わりますが、中には、妊娠後半期にまで続くこともあります。

妊娠中のつはりは何故おこるの?

原因は、明確にはされていませんが、内分泌・精神的・アレルギー・代謝などが、関与していると考えています。

内分泌学的要因では・・・
ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)、下垂体―副腎皮質系の異常、甲状腺機能亢進状態、妊娠黄体などが関係していると言われています。

精神医学的要因では・・・
妊娠・分娩に関する不安や恐怖心、家庭内のストレス、経済的不安などが関係していると言われています。妊娠悪阻は、内分泌・代謝・環境・心理などが絡み合い出現すると考えられます。

つわりの症状は?

初めは、悪心・嘔吐からはじまり、頻回になってくると血液や胆汁も嘔吐します。食事や水分がとれなくなると、尿の量が減少し、便秘・体重の減少が起き、脱水や飢餓状態となるさらに進行すると、ケトン尿となり、血液濃縮・電解質異常(低カリウム血症)乏尿、舌苔などの症状が現れる。そのまま放置すると、代謝性アシドーシスへと移行し、肝機能障害などの臓器障害を起こします。また、頭痛・めまい・視力障害・意識障害などの脳神経症状を示すこともあります。栄養障害から、ウェルニッケ脳症になる重症な場合もあります。つわりも悪化すると大変です。ひどい場合は、医師に相談しましょう。

つわりの治療は?

1)妊娠中は適度の安静が必要
家庭内の問題や精神的ストレスが原因となっている場合は、心身の安静で症状がよくなることがあります。パパの協力や気分転換も必要です。強度なストレスが原因の場合は、心理療法が必要な場合もあります。

2)妊娠中は食事の工夫を
食事がとれるようであれば、すきな時に好きな物を食べれるようにしましょう。空腹の時に嘔気が強くなることが多いので、空腹を避けるために少しずつ回数を増やして食べるようにします。いつも側に口に入れるものを置いておく。温かいものより冷たいもの調理などの臭いがダメでしたら、一時的に惣菜で対応しても・・・さっぱりしたもの、酸味になるもの(これは好みもあるので自分で食べれるもので良いと思います。)

3)妊娠中、食べれなくなったら輸液療法も
食事が食べれなくなり、脱水・血液の電解質異常になってしまった場合は、輸液療法を行ないます。輸液は、個人の症状により本数も内容も違ってきます。輸液で楽になる方もいれば、出産までつわりのつづく方もいます。

4)妊娠中の薬物療法
制吐剤や鎮静剤・漢方薬を使用する

5)妊婦の命にかかわるような時は、人工中絶を選択することも
治療によっても症状が悪化し、重症化する場合、やもなく人工中絶を考慮する場合もあります。

 

 

このページの上部へ