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2007/10/3 水曜日

母乳育児によるママと赤ちゃんの利点

Filed under: エンジョイ!ママライフ — moonadmin @ 8:48:03

『母乳育児』というと、「母乳はいい、といわれるけど大変そう」「何がいいのかわからない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今日は、「母乳育児の利点」ということで、簡単にまとめてみました。きっと、母乳育児中(または予定の方)は、「わたしってエライ!」と思うに違いありません。ちょっと、くじけそうになっても、母乳育児の利点を思い出して自信をとりもどせたらいいなと思います。

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母乳育児は子ども、母親、家族及び社会に対して利点がある。
それには健康、栄養、免疫、発達、心理、社会、経済、環境面での利点が含まれる。
(母乳と母乳育児に関する方針宣言:アメリカ小児科学会の勧告 2005)

 

子供にとっての母乳育児の利点

栄養面での母乳の利点は

赤ちゃんが生後六ヶ月までは母乳だけで成長できます。それは、栄養のバランスがよく、顎の発達も促し、消化吸収を促す物質も含まれているからです。また、母親は、適温・新鮮・清潔で、いつでも飲ませることができます。

母乳は病気の予防になる

2005年アメリカ小児科学会(AAP)勧告です。下記の病気の予防になると言われています。

1)母乳育児で発生頻度・重症度を減らす強い証拠がある病気

細菌性髄膜炎、菌結症、下痢症、気道感染症、壊死性腸炎、中耳炎、尿路感染症、早産児の遅発性敗血症、新生児期意向の乳児死亡率を21パーセント減少(米国)

2)母乳育児で発生頻度を減らすことが示される病気

乳幼児突然死症候群(1歳までの)、糖尿病(I型、II型)、リンパ腫、白血病、ホジキン腫瘍、過体重/肥満、高コレステロール血症、喘息

※世界的には「すべての赤ちゃんが出世後から完全母乳で育てられたら、毎年150万人の生命が救われる(ユニセフ、1999)」とされています。
※母乳中には、生きた白血球・免疫グロブリンなどの生理的物質が含まれています。これは、消化管などを含んだ、器官の成熟と免疫系の発達を促します。また、抗炎症・抗菌作用があり、赤ちゃんの免疫力を強くします。母乳中の生きた細胞も免疫系の補強に重要な役割を持っています。

母乳育児は、認知能力を発達

欧米では母乳育児をする母親の生活水準が高く、健康増進や教育に積極的です。また母乳に大量に含まれる長鎖多価不飽和脂肪酸、ホルモンなどの生理的活性物質が脳に影響し、認知能力が高くなるとされています。

 

ママにとっての母乳の利点

母乳は手間がかからない

・母親さえいれば与えられるので、面倒がない。
・外出時の荷物が少なくてすむ。
・夜、起き出してミルクを調乳しなくていいので、家族で安眠できる。

母乳育児の出産直後の利点

・母乳を吸わせることは、子宮の戻りを良くする
・母乳は、母子の絆の形成を促進

母乳育児は、体重減少(産後ダイエットになる)

母乳を飲ませると、非妊娠時より500kcalの熱量を必要とします。
1日100kcal(油大さじ一杯分)控えると、子どもに影響なく、一ヶ月に1~1.5kg体重を減らすことができます。

母乳は、赤ちゃんの病気の予防になる

・母乳は、ママの乳癌(閉経前に発症するもの)、卵巣癌、子宮体癌などエストロゲン(女性ホルモン)依存性の癌のリスクを下げます。
※母乳育児により排卵が抑制される状態が続き、エストロゲンレベルが下がるためと言われてます。

・母乳のママは、骨粗鬆症になりにくい 
※分娩後母乳育児を継続することによって骨密度は減少しますが、卒乳後、または、授乳中でも産後3ヶ月を過ぎると骨密度が回復します。授乳中のママの骨密度は回復されます。

 

あかちゃんとママの母乳の利点

母乳育児は、親子の絆を強めます

母性本能は学習によって研ぎ澄まされ、母乳産生にかかわるホルモンがそれを助けます。

・プロラクチン:乳汁の産生→子どもに夢中になれる「子育てホルモン」
・オキシトシン:射乳反射の促進→協調・穏やか・単調な仕事に耐えやすい・ストレス抑制の「抱っこホルモン」
赤ちゃんの要求に応えてあげることにより、基本的信頼感が育ちます。

「睡眠導入たんぱく質」のリラックス効果による母子の精神の安定します。

 

社会的な母乳の利点

※人工乳にかかる経費が不要(人工乳、その器具、お湯を沸かす燃料、消毒)
※環境にやさしい(びんや缶・母親の月経休止期間の生理用品のゴミが出ない、輸送・メタンガス削減→地球温暖化防止)
※病気の予防効果により、医療費削減につながる。

母乳は、生産されて消費者に配送されるうえで、いかなる環境汚染も、不必要な包装や廃棄物も生じさせることのない、数少ない食品の一つである。
母乳は免疫性やその他の健康上の恩恵と消費者に与える唯一の食品であり、その生産は生産者の健康をも利するのである。普通は見過ごされてしまうが、実に貴重で再生可能な資源なのである。
(アンドリュー・ラドフォード「人工栄養が与える生態学上の影響」1991)

 

情報提供  北海道・子育て中の女性を応援「W-project」
「フクロキタキツネ」代表 西川 明子

 

 

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2007/10/2 火曜日

妊娠中の腰痛・背部痛

Filed under: もうすぐママ!妊娠のこと, 知っておきたい!体のこと, ムーンの相談室 — moonadmin @ 8:51:24
腰痛・背部痛は、妊娠中期以降に起こりやすい症状です。

妊娠中は、何故腰痛が起こるの?

妊娠中、お腹が大きくなるにつれて、身体の重心は前方に移動し、バランスをとるために背中を反らすようになります。そのため、妊婦は腰椎の前彎が強くなり、背中の筋肉は緊張した状態になります。
さらに、エストロゲンが増加し、靱帯結合織は柔らかくゆるむため、背中を支える力が弱くなり痛みがおきます。

妊娠中は、睡眠や休息が不足するなどの疲れや、悪い姿勢・体に合わない靴(ハイヒール)なども、症状を悪化させる一因となります。また、もともと腰痛が強い方も、妊娠中はさらに悪化しやすくなります。

 

妊娠中の腰痛の対処は?

妊娠中は、背中をまっすぐにし、良い姿勢で過ごしましょう。
適宜、ストレッチ等をして体をほぐします。

  • 日常動作をゆっくりとする。
  • 立ち上がりにも膝を立てる。
  • 大きい物や重いものを持つときには、ひざまずいてから持つ。
  • 寝て起き上がるときには、横向きになり両手をゆかにつけてゆっくりと起きる。
  • 腰をねじる、長時間歩くことを避ける。
  • 横すわりはしない。
  • 冷房など、足腰を冷やさないようにします。
  • 体重管理をしましょう。

他に、妊娠中の腰痛体操やサポートグッズの使用も効果があります。

 

 

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妊娠中のむねやけ・悪心・嘔吐(妊娠初期のつわりを除く)

Filed under: もうすぐママ!妊娠のこと, 知っておきたい!体のこと, ムーンの相談室 — moonadmin @ 8:28:49

1.妊婦のむねやけ

妊娠中のむねやけは何故起こるの?

妊娠8~9ヶ月、子宮が大きくなることで起こります。プロゲステロンというホルモンが増加し、胃噴門括約筋がゆるみ、胃・腸の機能が低下してきます。そこに、大きくなった子宮が胃を圧迫し、胃液や胃の内容物が食道へ逆流するためにおこります。

妊婦のむねやけの対処としては?

一度にたくさん食べたり、油っこいもの・消化の悪いものは、症状が悪化します。食事の一回量を減らし、少しずつゆっくり食べます。あっさりした味付けにし、消化のよいものを食べるとようでしょう。

 

2.重症のつわり(妊娠悪阻)

つわりは、妊娠4~7週頃からはじまり、19週頃までには終わりますが、中には、妊娠後半期にまで続くこともあります。

妊娠中のつはりは何故おこるの?

原因は、明確にはされていませんが、内分泌・精神的・アレルギー・代謝などが、関与していると考えています。

内分泌学的要因では・・・
ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)、下垂体―副腎皮質系の異常、甲状腺機能亢進状態、妊娠黄体などが関係していると言われています。

精神医学的要因では・・・
妊娠・分娩に関する不安や恐怖心、家庭内のストレス、経済的不安などが関係していると言われています。妊娠悪阻は、内分泌・代謝・環境・心理などが絡み合い出現すると考えられます。

つわりの症状は?

初めは、悪心・嘔吐からはじまり、頻回になってくると血液や胆汁も嘔吐します。食事や水分がとれなくなると、尿の量が減少し、便秘・体重の減少が起き、脱水や飢餓状態となるさらに進行すると、ケトン尿となり、血液濃縮・電解質異常(低カリウム血症)乏尿、舌苔などの症状が現れる。そのまま放置すると、代謝性アシドーシスへと移行し、肝機能障害などの臓器障害を起こします。また、頭痛・めまい・視力障害・意識障害などの脳神経症状を示すこともあります。栄養障害から、ウェルニッケ脳症になる重症な場合もあります。つわりも悪化すると大変です。ひどい場合は、医師に相談しましょう。

つわりの治療は?

1)妊娠中は適度の安静が必要
家庭内の問題や精神的ストレスが原因となっている場合は、心身の安静で症状がよくなることがあります。パパの協力や気分転換も必要です。強度なストレスが原因の場合は、心理療法が必要な場合もあります。

2)妊娠中は食事の工夫を
食事がとれるようであれば、すきな時に好きな物を食べれるようにしましょう。空腹の時に嘔気が強くなることが多いので、空腹を避けるために少しずつ回数を増やして食べるようにします。いつも側に口に入れるものを置いておく。温かいものより冷たいもの調理などの臭いがダメでしたら、一時的に惣菜で対応しても・・・さっぱりしたもの、酸味になるもの(これは好みもあるので自分で食べれるもので良いと思います。)

3)妊娠中、食べれなくなったら輸液療法も
食事が食べれなくなり、脱水・血液の電解質異常になってしまった場合は、輸液療法を行ないます。輸液は、個人の症状により本数も内容も違ってきます。輸液で楽になる方もいれば、出産までつわりのつづく方もいます。

4)妊娠中の薬物療法
制吐剤や鎮静剤・漢方薬を使用する

5)妊婦の命にかかわるような時は、人工中絶を選択することも
治療によっても症状が悪化し、重症化する場合、やもなく人工中絶を考慮する場合もあります。

 

 

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妊娠中の下痢

Filed under: もうすぐママ!妊娠のこと, 知っておきたい!体のこと, ムーンの相談室 — moonadmin @ 8:24:04

妊婦の下痢で困ること

妊娠中に下痢が続くと、肛門周囲の清潔が保たれないので、膣や尿道まで、炎症を起こす場合があります。また、下痢をするとプレママさんは、膀胱炎や膣炎を引き起こし、感染から流産や早産を引き起こす可能性もあります。ただの下痢だと思っていても、妊娠中には注意が必要になります。

 

妊婦の下痢の対処法

妊娠中に下痢になった場合も、脱水にならないように水分摂取をします。
また、切迫流早産も引き起こしやすいので、お腹の張りや出血などの症状がある場合は早めに受診しましょう。下痢でお腹が痛いと思っていても切迫早産や切迫流産の症状かもしれません。

お腹が痛い時に、プレママさんのお腹がはってませんか?
出血もするようであれば、それは妊娠中の下痢だけではなく、早期の対処が必要になります。どちらにしても、妊娠中に下痢が続く場合は、自己判断で様子を見るより、病院の受診をお勧めいたします。

 

 

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妊娠中の便秘

Filed under: もうすぐママ!妊娠のこと, 知っておきたい!体のこと, ムーンの相談室 — moonadmin @ 7:47:58

妊婦の便秘は何故起こるの?

妊娠初期は、黄体ホルモン(プロゲステロン)と言うホルモンが多量に分泌されます。ホルモンの働きの為に腸の運動が少なくなり妊娠中に便秘となりやすいのです。妊娠中便秘になりやすい理由は、妊娠中期になると、子宮が大きくなり腸が圧迫されることや、妊娠のため運動不足になりがちなこと。水分や食物繊維の摂取が少なくなることが便秘に関係しています。授乳中も母乳に水分がとられてしまう為、水分不足になりがちです。

妊娠中の便秘予防には、こまめな水分摂取が必要になります。 

 

妊娠中の便秘予防には、排便習慣をつけましょう

    1. 妊娠中は、規則正しい食事で便秘予防

      妊娠中の規則正しい排便には、、毎日の食事から規則正しくしましょう。規則正しく食べることが、妊娠中の規則正しい排便につながります。妊娠中とは限りませんが、特に朝食はとるようにしましょう。
      胃に食べ物が入ると腸が刺激されて、スムーズな排便につながります。

    2. 妊娠中は、水分を十分にとって便秘予防

      妊娠中に水分を十分にとることも、快便につながります。普段の忙しさの為に水分不足とならないようにしましょう。また、朝おきがけにコップ1杯の冷水を飲むこともおすすめ。腸を刺激し、排便への合図となります。しかし、水分制限される妊婦さんもいらっしゃいます。腎臓の疾患・妊娠中毒症の方は医師に相談しましょう。妊娠中の便秘は、自己判断で下剤の服用をするというのは、NGです。かかりつけの、産婦人科の先生と相談して下さい。

    3. 妊娠中は、特に食物繊維をとって便秘予防

      食物繊維は水分を吸収して便を柔らかくし、便の量を増やしてくれます。スムーズな排便には、それなりの量が必要。食物繊維の多い野菜や海草類をたっぷりとります。食事は、食物繊維の多いもの・適度な油分や水分。妊婦さんでも経過が順調であれは、軽い運動・排便習慣をつけて、便意を我慢しないことが妊娠中の便秘の予防になります。

 

穀類 オートミール、玄米、ライ麦、はと麦、米ぬか等
イモ類 じゃがいも、さつまいも、さといも、やまいも、こんにゃく等
豆類 大豆、小豆、いんげん、枝豆、グリーンピース等
大豆製品 もめん豆腐、おから、納豆、味噌、きな粉
海草類 ひじき、昆布、ワカメ、海苔、寒天等
きのこ類 干椎茸、なめこ、えのきたけ、しめじ、きくらげ等
野菜類 かんぴょう、切り干し大根、ごぼう、れんこん、たけのこ、南瓜、
もやし、おくら、ほうれん草、白菜、にら、ふき、アスパラガス、
キャベツ、茄子、セロリ、とうもろこし、モロヘイヤ等
果物類 みかん、イチゴ、梨、レーズン、干し柿、干し杏、りんご、バナナ
(果物は糖分が多いので取りすぎには注意しましょう。)

 

妊娠中の下剤には?

    1. 水分の吸収を抑えて、腸の内容物を多くするタイプ
    2. 腸の「粘膜を刺激して、腸の動きを促進するタイプがあります。

プレママさん授乳中のママさんは下剤を飲むことも注意が必要です。
妊娠中や授乳中に便秘の為に、下剤を飲む際は、医師に相談して下さい。

妊娠中の多量の下剤の服用は、場合によっては、早産・流産の可能性もあります。だからと言って、妊娠中に便秘が続いて過剰に腹圧をかけるのも良いことではありません。妊娠中は、排便の状況にあわせて、医師と相談してコントロールするのが安心です。また、妊娠中に下剤を飲むことはあくまで対処療法ですので、日常の食事と生活習慣の改善から便秘や下痢を解消するようにしましょう。

 

 

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